“おいさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御諌50.0%
老先50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御領主金森少輔殿多年の悪政は眼に余る仕儀で御座るぞ。百姓塗炭とたんの苦しみ、御貴殿も御存じであろう。父上を御諌おいさめの折もあろうに、何んという怠慢——」
何だか私にはたくましい力がみなぎり、野のどこへでも好き放題に流れて行けさうです。明るくて強い匂ひがき上げるやうな野です。もう私の考へには嫁入り苦労も老先おいさきもないのです。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)