『愛（あい）』

その人にまた逢ふまでは、とても重苦しくて気骨の折れる人、もう滅多には逢ふまいと思ひます。さう思へばさば／＼して別の事もなく普通の月日に戻り、毎日三時のお茶うけも待遠しいくらゐ待兼ねて頂きます。人間の寿命に相応はしい、嫁入り、子育て、老先の段 …

著者	岡本かの子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約4分（500文字/分）
朗読目安時間	約6分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

咏（つぶや） 慥（こしら） 相応（ふさ） 鎧（よろ） 廉（やす） 弾（はじ） 逞（たく） 老先（おいさ） 衝（つ） 目礼（もくれい） 確（たしか） 稲妻（いなずま） 粟粒（あわつぶ） 老先（おいさき） 膝（ひざ） 花片（はなびら） 蝉（せみ） 漲（みなぎ） 逢（あ） 針孔（めど） 額（ひたい） 黄菊（きぎく） 梨（なし） 合点（がてん） 噛（か） 外（ほか） 奇蹟（きせき） 屹度（きっと） 待兼（まちか） 戸惑（とまど） 指図（さしず） 牙（きば） 椅子（いす） 殆（ほとん） 気骨（きぼね） 活（い） 滅多（めった） 儘（まま） 濡（ぬ）

題名が同じ作品

愛 （新字新仮名）／ 宮本百合子 （著）

愛 （新字新仮名）／ 岡本かの子 （著）