“おいさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老先63.0%
生先33.3%
残生3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「本當ですとも、親分。六十になる母親の老先おいさきを幸せにするだけなら、三千兩でも多過ぎる位で、あとは私が精一杯働きます。何んなら——」
白州しらすを下がる子供らを見送って佐佐は太田と稲垣とに向いて、「生先おいさきの恐ろしいものでござりますな」と言った。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私は突然自分の残生おいさきのほうを見ようとして振返ってみた。私は醜い、淋しい老年と、間近に迫っている老衰とを見た。