“広告”のいろいろな読み方と例文
旧字:廣告
読み方割合
ひろめ33.3%
こうこく27.8%
くわうこく16.7%
びら11.1%
サイン5.6%
サンドイチ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして「鴉黒吉」の名は、「貴志田葉子」に並んで、ゲラ紙に刷られた広告ひろめに少年少女の花形スターとして、大きく刷り出された。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
わたし、とれた金歯きんばってこようかとおもっているのです。新聞しんぶん広告こうこくると、きんならなんでもたかうといてありますから。」
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二号にがう活字くわつじ広告くわうこく披露ひろうさるゝほかなんよくもなき気楽きらくまい、あツたら老先おひさきなが青年せいねん男女なんによ堕落だらくせしむる事はつゆおもはずして筆費ふでづひ紙費かみづひ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
はずれ掛けた羽目に、咳止飴せきどめあめと黒く書いた広告びらの、それを売る店の名の、風に取られて読めないのも、何となく世に便りがない。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どこにでも見かけるもの——OSAKEという広告サイン、と言っても、禁酒国だから酒場バーではない。「オサケ」は会社のこと。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
すると間もなく白い馬を二頭附けた立派な馬車が来て、ポストの前に止まりましたが、それを見るとチイちゃんはイキナリ広告サンドイチの服を脱いで地面じべたに放り出して、その馬車に飛乗って手招きするんです。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)