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昧者
ふりがな文庫
“昧者”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まいしや
60.0%
まいしゃ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まいしや
(逆引き)
然
(
さ
)
りとて理を談ずるを聞くことだに能はざる世の
昧者
(
まいしや
)
に、成心あらせじと願ひて、唯實を記したるのみを見て悟れといはむは、おそらくは難題ならむ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
知者は三千里外にその臭を避け、
昧者
(
まいしや
)
は一弾
指間
(
しかん
)
にその毒に
中
(
あた
)
る。思ふに是
泥黎
(
でいり
)
の
口業
(
こうげふ
)
。
羅貫中
(
らくわんちう
)
水滸伝
(
すゐこでん
)
を作つて、
三生唖子
(
さんせいあし
)
を生むとせば、寿陵余子
亦
(
また
)
骨董羹を書いて、
仰
(
そも
)
如何
(
いかん
)
の
冥罰
(
みやうばつ
)
をか受けん。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
昧者(まいしや)の例文をもっと
(3作品)
見る
まいしゃ
(逆引き)
大人
(
たいじん
)
の
手足
(
しゅそく
)
となって才子が活動し、才子の
股肱
(
ここう
)
となって
昧者
(
まいしゃ
)
が活動し、昧者の
心腹
(
しんぷく
)
となって牛馬が活動し得るのはこれがためである。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
詩なりと言わばもとより
昧者
(
まいしゃ
)
の言のみ、趣味的に他が感覚を
動
(
うごか
)
すべき人格と態度とを有するものあらば、その態度すなわち詩、人格すなわち詩と称すべきなり
絶対的人格:正岡先生論
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
昧者(まいしゃ)の例文をもっと
(2作品)
見る
昧
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“昧”で始まる語句
昧
昧爽
昧堂
昧暗
昧々然
昧死
昧耶
昧爽時
“昧者”のふりがなが多い著者
伊藤左千夫
森鴎外
夏目漱石
芥川竜之介