昧者まいしゃ)” の例文
大人たいじん手足しゅそくとなって才子が活動し、才子の股肱ここうとなって昧者まいしゃが活動し、昧者の心腹しんぷくとなって牛馬が活動し得るのはこれがためである。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
詩なりと言わばもとより昧者まいしゃの言のみ、趣味的に他が感覚をうごかすべき人格と態度とを有するものあらば、その態度すなわち詩、人格すなわち詩と称すべきなり
絶対的人格:正岡先生論 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)