“羅貫中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らかんちゅう50.0%
らくわんちう25.0%
らくわんちゆう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羅貫中らかんちゅうは「水滸伝すいこでん」を著わして、そのために子孫三代にわたっておしの児が生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、一度は地獄にまでおちたが
知者は三千里外にその臭を避け、昧者まいしやは一弾指間しかんにその毒にあたる。思ふに是泥黎でいり口業こうげふ羅貫中らくわんちう水滸伝すゐこでんを作つて、三生唖子さんせいあしを生むとせば、寿陵余子また骨董羹を書いて、そも如何いかん冥罰みやうばつをか受けん。
お書きになるんぢや、並大抵なお骨折ぢやございますまい。先づ当今では、先生がさしづめ日本の羅貫中らくわんちゆうと云ふ所でございますな——いや、これはとんだ失礼を申上げました。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)