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号室
ハバトフはその
間何故か
黙したまま、さッさと六
号室へ
這入って
行ったが、ニキタは
例の
通り
雑具の
塚の
上から
起上って、
彼等に
礼をする。
するとそこで
院長は六
号室であると
聞き、
庭から
直に
別室に
入り、
玄関の
間に
立留ると、
丁度こう
云う
話声が
聞えたので。
しかるに
彼は
毎晩眠らずして、
我儘を
云っては
他の
患者等の
邪魔をするので、
院長のアンドレイ、エヒミチは
彼を六
号室の
別室へ
移したのであった。