“雑具”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜具
読み方割合
ぞうぐ66.7%
がらくた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ故恐らくこれに一番近い言葉は「雑器」という二字です。昔はこれ等のあるものを雑具ぞうぐとも呼びました。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「勿論、」と簡単、がちゃりと雑具ぞうぐの中へ小刀ナイフを投出して、柳沢は大跨おおまたに開き直り
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ハバトフはそのあいだ何故なにゆえもくしたまま、さッさと六号室ごうしつ這入はいってったが、ニキタはれいとお雑具がらくたつかうえから起上おきあがって、彼等かれられいをする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
小使こづかいのニキタはあいかわらず、雑具がらくたつかうえころがっていたのであるが、院長いんちょうはいってたのに吃驚びっくりして跳起はねおきた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)