“がらくた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
我楽多47.4%
瓦落多21.1%
我樂多5.3%
我羅苦多5.3%
瓦楽多5.3%
瓦礫5.3%
雑具5.3%
雜具5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はその道具屋の我楽多がらくたといっしょに、小さいざるの中に入れられて、毎晩四谷よつやの大通りの夜店にさらされていたのである。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
横浜へ来てから、さんざん着きってしまった子供の衣類や、古片ふるぎれ我楽多がらくたのような物がまたこおりも二タ梱も殖えた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
兄はそれから道具屋を呼んで来て、先祖代々の瓦落多がらくた二束三文にそくさんもんに売った。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「野郎、しようのない瓦落多がらくただが可哀相に、可愛い奴だ。先生、憎くはない。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼等は目ぼしい物は勿論、ほんの我樂多がらくたまでかつぱらつて行つたのだが、相場師が壯年の時分に支那や滿洲三界まで持ち歩いて方々の税關の檢査證や異國の旅館のマークの貼りつけてある廢物に等しいこの大型のトランクだけは、流石さすがに千登世に殘された。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
母が道具類の好きなことは前にちょっと申しましたが、ほとんど毎日、古道具屋あさりをして我羅苦多がらくたものを買って来まして、何とか勿体もったいをつけて飾り立てます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
以前は人形や玩具おもちゃに趣味をもって、新古東西の瓦楽多がらくたをかなりに蒐集していたが、震災にその全部を灰にしてしまってから、再び蒐集するほどの元気もなくなった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ひと口に瓦楽多がらくたというが、その瓦楽多道具をよほどたくさんに貯えなければ、人間の家一戸を支えて行かれないものであると云うことを、この頃になってつくづくさとった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
瓦礫がらくた道具でも扱う様に押入れの中へ投げ込んで戸を閉じた。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
壁際かべぎわや、暖炉だんろ周辺まわりには病院びょういんのさまざまの雑具がらくた古寐台ふるねだいよごれた病院服びょういんふく
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
小使こづかいのニキタはあいかわらず、雑具がらくたつかうえころがっていたのであるが、院長いんちょうはいってたのに吃驚びっくりして跳起はねおきた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
壁際かべぎはや、暖爐だんろ周邊まはりには病院びやうゐんのさま/″\の雜具がらくた古寐臺ふるねだいよごれた病院服びやうゐんふく
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
小使こづかひのニキタはあひかはらず、雜具がらくたつかうへころがつてゐたのであるが、院長ゐんちやうはひつてたのに吃驚びつくりして跳起はねおきた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)