“跳起”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はねお79.2%
はねおき16.7%
とびお4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新太郎ちやんは、跳起はねおきると枠のあとを追つかけた。枠の方が十倍も速かつたが、新太郎ちやんは、何処どこまでも追つていつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
翌朝よくあさイワン、デミトリチはひたひ冷汗ひやあせをびつしよりといて、とこから吃驚びつくりして跳起はねおきた。もういまにも自分じぶん捕縛ほばくされるとおもはれて。さうしてみづかまたふかかんがへた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
窓が明るくなると、私は反射的に跳起とびおきた。おどろくことはなかった。鳴海が傍でぐうぐうと睡っていたし、家は彼の宅であった。追跡者も、遂に私の身柄を取押えることができなかったのである。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)