“跳出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびだ62.5%
はねだ12.5%
をどりい12.5%
をどりで12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私、このお部屋へ入ってきますと、突然夜会服を召した紳士の方が、真暗なドアの蔭から跳出とびだしてきました。
謎の頸飾事件 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
小さいふごにそれを入れて、川柳の細い枝を折取って跳出はねださぬように押え蔽った少年は、その手を小草おぐさでふきながら予の方を見て
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
裏にづること、おそるること、やましきことなどの常におさへたるが、たちま涌立わきたち、跳出をどりいでて、その身を責むる痛苦にへざるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わたくしはふいとかうべ左方さはうめぐらしたが、たちまち『キヤツ』とさけんでふたゝ甲板かんぱん跳出をどりでた。