“跳躍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうやく41.2%
ジャンプ17.6%
をどりあがり11.8%
おどりこ5.9%
とび5.9%
はねおどり5.9%
ヂャムプ5.9%
ランサール5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五、六人は一せいに組みついたが、ほとんど彼の一跳躍ちょうやくねとばされ、彼はすでに無数の群舟のなかを、あっちこっちのぞき歩いていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
運動には徒歩競走、障碍競争、跳躍ジャンプ鉄槌ハンマー投、二人三脚その他があった。私にとっては、これはいい休息になり、最も面白かった。
みん万暦ばんれきはじめ閩中みんちゆう連江といふ所の人蛤をわりて玉をたれども不識みしらずこれをる、たまかまの中にあり跳躍をどりあがりしてさだまらず、火光くわくわうそらもゆ里人さとびと火事くわじならんとおどろき来りてこれを救ふ。
火牛の如く猛りだした馬は、その大衆の真ッ只中へ跳躍おどりこんだ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柵内さくうちすな乾きゐて春風しゆんぷうにカンガルー跳躍とびのさぶしも
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
あるものは山羊のとおりの格好で跳ね廻り、あるものは馬の真似して跳躍はねおどりし、またあるものは猟犬のごとく走り廻っていました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
水へ這入るのはごく稀なことで、大方は小供達にボクシングの型を教へたり、輪になつて踊つたり、跳躍ヂャムプ競走カケッコの試合をしたりさせたりしてゐるのです。
帆影 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
パパと踊るとマズルカのむずかしい踏替えビアフェ旋回ピルウェット跳躍ランサールもうそみたいにすらすらいく。パパがいった。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)