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『帆影』
ふりがな文庫
『
帆影
(
ほかげ
)
』
凡そ退屈なるものの正体を見極めてやらうと、そんな大それた魂胆で、私はこの部屋に閉ぢ籠つたわけではないのです。それとは全く反対に、凡そ憂鬱なるものを忘却の淵へ沈め落してしまほふと、それは確かに希望と幸福に燃えて此の旅に発足したのでした。それも …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「今日の詩 第九冊」金星堂、1931(昭和6)年8月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
跳躍
(
ヂャムプ
)
競走
(
カケッコ
)
陸
(
オカ
)
饒舌
(
しゃべり
)
煌
(
きらめ
)
視線
(
まなざし
)
連
(
つれ
)
現身
(
うつしみ
)
目睲
(
めざ
)
空洞
(
うつろ
)
詐
(
いつわ
)
速歩
(
はやあし
)
零
(
こぼ
)