“燭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しょく49.7%
12.6%
しよく9.6%
とも9.6%
あかり5.4%
ともしび4.8%
そく2.4%
あか1.8%
あかし0.6%
0.6%
(他:5)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“燭”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語14.2%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
穎鋭えいえいにして以てこれを理にしょくす、ままはっして文をす、水のいて山のづるが如し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
客の荻原重秀おぎわらしげひでは、まもなく席を辞して立った。おびただしいしょくと人影が、廊下から表へ送ってゆく。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庚娘は酒の器をさげてを消し、手洗にかこつけて室を出ていって、刀を持って暗い中へ入り、手さぐりに王のくびをさぐった。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
その往っている方向に当って、月の陰になったように暗い所があって、そこからの光がきらきらと光っているのを見た。
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
あさひるしよくをとりても、はては學校がくかうきてもしよらきても
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
聖壇せいだんにこのうらわかきにへを見よしばしはしよくひやくにもまさむ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
謙作は煙草のみさしを捨てて入口の方へ注意した。門燈もんとうのぼんやりとともっている入口のガラス戸がすぐ見えた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
みづから天幕テントの中より、ともしたる蝋燭ろうそく取出とりいだし、野中のなかに黒く立ちて、高く手にかざす。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
晩になって竇は、へやあかりを消して、また彼の夢のことを思ったが、夢の国の路は遠くていくことができなかった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
それから数日して夜半に陸が来て門を叩いた。朱は急いで起きて往って内へ入れ、あかりを点けた。見ると陸のふところには何か物が入っていた。
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
壁を漏れて照る月は常住じやうぢゆうともしび、晝は御室おむろ太秦うづまさ、梅津の邊を巡錫じゆんしやくして、夜に入れば
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
若し夫れ然らばいかなる日またはいかなるともしびぞや、汝がその後かの漁者に從ひて帆を揚ぐるにいたれるばかりに汝の闇を破りしは。 六一—六三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
産屋うぶや洩る初日影より、臨終のそくの火までも、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
産屋うぶや洩る初日影より、臨終のそくの火までも、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
夜更けの大川はさすがに鎭まり返つて、最早絃歌げんかあかりもなく、夜半過ぎの初秋の風が、サラサラと川波を立ててをります。
晃々こうこうと、あかりと家臣をそこに集めて、すぐ翌日の手筈てはずや協議であった。家臣たちの顔もみな硬ばっている。誰も、深夜の内匠頭の青白い顔や、食事の量にまでは、気がつかないであろう。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日が暮れると、彼女たちは彼のところにあかしをもつてくる、まだ見たこともないやうな燭を。
同じく彼をらせり、同じく彼れをらけり。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
あまり待ち遠だつたので左の耳のあたりにつかねた髮にしていた清らかな櫛の太い齒を一本いて一ぽんとぼして入つて御覽になるとうじいてごろごろと鳴つており
扉が開いて※紗燈ほうしゃとうを持った少年をれて痩せた男が入ってきた。ともしの燈は杜陽の眼にひどくきれいに見えた。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
こしもとをしてはうきひともたいまつごとくにしてあまねせしむ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みん万暦ばんれきはじめ閩中みんちゆう連江といふ所の人蛤をわりて玉をたれども不識みしらずこれをる、たまかまの中にあり跳躍をどりあがりしてさだまらず、火光くわくわうそらもゆ里人さとびと火事くわじならんとおどろき来りてこれを救ふ。
カレ左の御美豆良ミミヅラに刺させる、湯津津間櫛ユツツマグシ男柱オハシラ一つ取り闕ぎて、一つ火トモして、入り見ます時に、ウジたかれとろろぎて、八雷神成り居りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)