“百目蝋燭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくめろうそく83.3%
ひやくめらふそく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広い家の隅々にまで百目蝋燭ひゃくめろうそくを立てつらねて、ひとりつくねんと待っていると——風が出たか、古いたるきがみしと鳴ったりしてなんとも物凄いようだ。
見附みつけのわきまでゆくと、まっ黒に人がたかっていた。蓆掛むしろがけの中に百目蝋燭ひゃくめろうそくの明りがゆらいでいる。太平記読のしわがれた声が内から大勢のあたま越しに聞えてくるのだった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百目蝋燭ひやくめらふそく買入かひいれるといふ騷動さうどう
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)