“百目筒”の読み方と例文
読み方割合
ひやくめづゝ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四辻のあたりに敵の遺棄した品々を拾ひ集めたのが、百目筒ひやくめづゝ三挺さんちやう車台付しやだいつき木筒きづゝ二挺にちやう内一挺車台付、小筒こづゝ三挺、其外やり、旗、太鼓、火薬葛籠つゞら具足櫃ぐそくびつ長持ながもち等であつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
大筒おほづゝは人から買ひ取つた百目筒ひやくめづゝが一ちやう、人から借り入れて返さずにある百目筒が二挺、門人守口村もりぐちむらの百姓兼質商白井孝右衛門しらゐかうゑもんが土蔵のそばの松の木をつて作つた木筒きづゝが二挺ある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)