“鑓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やり87.9%
ヤリ12.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「茜(あかね)の吹貫(ふきぬき)二十本、金の切先の旗十本、千本鑓(やり)、瓢箪の御馬印、太閤様御旗本の行列の如く……」と、『大阪御陣覚書』に出ている。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
まだ鉄砲や鑓(やり)を持つてゐる十四人は、詞(ことば)もなく、稲妻形(いなづまがた)に焼跡(やけあと)の町を縫(ぬ)つて、影のやうに歩(あゆみ)を運びつつ東横堀川(ひがしよこぼりがは)の西河岸(にしかし)へ出た。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
味方ノ鑓(ヤリ)ノ石突(イシヅキ)モ働カザル程、御馬印ノ瓢(フクベ)ヲ御詰カケナサレ、ソレヨリ又敵ヲ突キ立テラル
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其時(ソノトキ)ノ胸中ハ、何カ向フハ闇夜ノ如クニテ、一向分ラズ、目ヲ瞑(ネム)リ、念仏(ネンブツ)ヲ唱(トナ)ヘテ、一図ニ飛ビ込ンデ鑓(ヤリ)ヲ入レタルニ、何カ手答ヘシタルト覚エシガ、敵ヲ突キ留メタルナリ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)