“吹貫”の読み方と例文
読み方割合
ふきぬき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あかね吹貫ふきぬき二十本、金の切先の旗十本、千本やり、瓢箪の御馬印、太閤様御旗本の行列の如く……」と、『大阪御陣覚書』に出ている。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
芝翫しかんの五右衛門、大百だいびゃくに白塗立て、黒天鵞絨くろビロウド寛博どてら素一天すいってん吹貫ふきぬき掻巻かいまきをはおり
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
見よ、旗、馬じるし、吹貫ふきぬきなんど、この西風に、みな京の方へ吹きなびいておる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)