“ふきぬき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吹貫60.0%
吹抜40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見よ、旗、馬じるし、吹貫ふきぬきなんど、この西風に、みな京の方へ吹きなびいておる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道場は大学から池の端へ出る途中、天神下の吹抜ふきぬきの横丁という所にあった。大学生がたくさんいたが、私としては東京に来てからいちばん新しい経験であった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
はやこい吹抜ふきぬきを立てて居る内がある。五色の吹抜がへんぽんとひるがえって居るのはいさましい。
車上の春光 (新字新仮名) / 正岡子規(著)