吹抜ふきぬき)” の例文
道場は大学から池の端へ出る途中、天神下の吹抜ふきぬきの横丁という所にあった。大学生がたくさんいたが、私としては東京に来てからいちばん新しい経験であった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
はやこい吹抜ふきぬきを立てて居る内がある。五色の吹抜がへんぽんとひるがえって居るのはいさましい。
車上の春光 (新字新仮名) / 正岡子規(著)