“吹抜亭”の読み方と例文
読み方割合
ふきぬきてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暖くなってから、或日古賀と吹抜亭ふきぬきていへ円朝の話を聞きに行った。すぐそばに五十ばかりの太った爺さんが芸者を連れて来ていた。それが貞女の芸者であった。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この時の感じは、好い気味だと思って見たいと云う、自分で自分をためして見るような感じである。この頃は夜も吹抜亭ふきぬきていへ、円朝の話や、駒之助こまのすけ義太夫ぎだゆうを聞きに行くことがある。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)