“吹上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきあげ72.0%
ふきあ24.0%
フキアゲ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして終ひの五日間は、毎晩裾から吹上ふきあげる夜寒をこらへて、二時間も三時間も教壇に立つた為に風邪を引いて寝たのだといふ事であつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
エエ、やりなおしの魔独楽まごま天津風あまつかぜ吹上ふきあげまわし、村雨下むらさめさがりとなって虹渡にじわたりの曲独楽きょくごま首尾しゅびよくまわりましたらご喝采かっさい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ココニ暫シ御馬ヲ立テラレ、吹上フキアゲノ松、和歌ノ宮ノ仔細ナド御訊ネナサレ、向フ地ハ伊豆ノ浦目羅メラサキカナドツラツラ聞キ及バセラレ候。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)