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吹上
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ふきあ
ふりがな文庫
“
吹上
(
ふきあ
)” の例文
エエ、やり
直
(
なお
)
しの
魔独楽
(
まごま
)
は
天津風
(
あまつかぜ
)
吹上
(
ふきあ
)
げまわし、
村雨下
(
むらさめさ
)
がりとなって
虹渡
(
にじわた
)
りの
曲独楽
(
きょくごま
)
、
首尾
(
しゅび
)
よくまわりましたらご
喝采
(
かっさい
)
!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恁
(
か
)
う
言
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
は、
其
(
そ
)
の
粉雪
(
こゆき
)
を、
地
(
ぢ
)
ぐるみ
煽立
(
あふりた
)
てますので、
下
(
した
)
からも
吹上
(
ふきあ
)
げ、
左右
(
さいう
)
からも
吹捲
(
ふきま
)
くつて、よく
言
(
い
)
ふことですけれども、
面
(
おもて
)
の
向
(
む
)
けやうがないのです。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
浜子は、壁によせて立ててある「
吹上
(
ふきあ
)
げ」という
銘
(
な
)
のある
箏
(
こと
)
に手をかけていた。「吹上げ」の十三本の
絃
(
いと
)
の白いのが、ほのかに、滝が懸かったように見えている。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
斷崖
(
だんがい
)
の
上
(
うへ
)
の
欄干
(
らんかん
)
に
凭
(
もた
)
れて
憩
(
いこ
)
つた
折
(
をり
)
から、
夕颪
(
ゆふおろし
)
颯
(
さつ
)
として、
千仭
(
せんじん
)
の
谷底
(
たにそこ
)
から、
瀧
(
たき
)
を
空状
(
そらざま
)
に、もみぢ
葉
(
ば
)
を
吹上
(
ふきあ
)
げたのが
周圍
(
しうゐ
)
の
林
(
はやし
)
の
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
を
誘
(
さそ
)
つて、
滿山
(
まんざん
)
の
紅
(
くれなゐ
)
の、
且
(
か
)
つ
大紅玉
(
だいこうぎよく
)
の
夕陽
(
ゆふひ
)
に
映
(
えい
)
じて
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
家
(
いへ
)
のかゝり
料理
(
れうり
)
の
鹽梅
(
あんばい
)
、
酒
(
さけ
)
の
味
(
あぢ
)
、すべて、
田紳的
(
でんしんてき
)
にて
北八
(
きたはち
)
大不平
(
だいふへい
)
。
然
(
しか
)
れども
温泉
(
をんせん
)
はいふに
及
(
およ
)
ばず、
谿川
(
たにがは
)
より
吹上
(
ふきあ
)
げの
手水鉢
(
てうづばち
)
に
南天
(
なんてん
)
の
實
(
み
)
と
一把
(
いちは
)
の
水仙
(
すゐせん
)
を
交
(
まじ
)
へさしたるなど、
風情
(
ふぜい
)
いふべからず。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
地獄
(
ぢごく
)
の
釜
(
かま
)
の
蓋
(
ふた
)
を
取
(
と
)
つて、
娑婆
(
しやば
)
へ
吹上
(
ふきあ
)
げた
幻燈
(
うつしゑ
)
か
思
(
おも
)
ふたよ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“吹上”で始まる語句
吹上浜
吹上御苑
吹上苑
吹上駅