“虹渡”の読み方と例文
読み方割合
にじわた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いざ小手こてしらべは虹渡にじわたりの独楽こま! 見物人けんぶつにんかさのご用心! そんな口上こうじょうをはりあげて蛾次郎がじろう、いよいよ独楽こままわしのげいにとりかかろうとしていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
エエ、やりなおしの魔独楽まごま天津風あまつかぜ吹上ふきあげまわし、村雨下むらさめさがりとなって虹渡にじわたりの曲独楽きょくごま首尾しゅびよくまわりましたらご喝采かっさい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いよいよ本芸ほんげいにとりかかったところで、どうしたのか蛾次郎太夫がじろうだゆう、ふとみょうなことが気にかかっていたせいか、いつもあざやかにやる水独楽みずごま虹渡にじわたりのきょくまわしを、その日は、三どもやりそこなって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)