“虹色”の読み方と例文
読み方割合
にじいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらのなかには赤だの青だの黄だの紫だのがまじっていて、それらが全体として虹色にじいろになって見えることに気がついた。
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
すると、誰しも太陽を見つめる時、むらさき色の半陰影が輪を描くように、彼女はすべて虹色にじいろにかがやいていました。
かみしめたその左の腕から血がぽたぽたとしたたっていた。そのしたたりが腕から離れて宙に飛ぶごとに、虹色にじいろにきらきらとともえを描いて飛びおどった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)