“虹梁”の読み方と例文
読み方割合
こうりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柱となり扉となり虹梁こうりょうとなりあるいは軒回りの細部となって、白い壁との柔らかな調和のうちに、優しく温かく屋根の古色によって抱かれている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
十九年の普請ふしんというが、もとの地形にもとの手法で、以前の材が多分に用いてある。栗の木その他の天然の曲線が真率に利用せられ、ことに勝手の上の隅虹梁こうりょうはりっぱな装飾である。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)