“普請”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしん85.9%
ぶしん13.4%
フシン0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普請ふしんの角材にハンケチを布いてわたしを腰掛けさした。前には日本橋川がどぶ泥色の面にうっすり縁日の灯を反射さして流れている。
美少年 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ただこの際、幸い、自分が先に歩む者の立場におかれておりますから、久しい間のぬかるみを、道普請ぶしんして参るつもりです。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
シカシテ、ヤガテ退城ノ後ハ、信長公ノ御成オナリアツテ、御見物ナサルベシ、其意ヲ存ジテ、退去ヲ前ニ、端々ハシバシ普請フシン掃除サウヂヲ申シツケ、表ニハ弓鉄砲ノ兵具、ソノカズ懸並カケナラベ、内ニハ資財雑具ヲ改メ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)