“小普請”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶしん94.4%
こふしん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その普請中ふしんちゅう不念入ふねんいりというかどで、最初の奉行、棟梁とうりょう小普請こぶしん方など、幾人もの者が、遠島に罪せられたほどやかましい建立こんりゅうであった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが町角へ消えてから小半刻こはんときもたったか。麹町こうじまち三番町、百五十石小普請こぶしん入りの旗本土屋多門つちやたもん方の表門を、ドンドンと乱打する者がある。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
以て達せられければ宮崎内記殿委細ゐさい承知致したりと有て即刻そくこく此段嘉川主税之助并に親類しんるゐへ達せられし處翌九日親類山内三右衞門是は百俵五人扶持ふちかるき御家人にて先平助の伯父なり同人并に小普請こふしん組頭くみがしら附添つきそひ警固けいごなし駕籠へ乘せて罷出評定所腰掛こしかけ相控あひひかへ御下知げぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)