“こぶしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小普請94.4%
小負請5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年抽斎の次男矢島優善やすよしは、遂に素行修まらざるがために、表医者おもていしゃへんして小普請こぶしん医者とせられ、抽斎もまたこれに連繋れんけいして閉門三日さんじつに処せられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
越前守へ仰せ付られしにより早速さつそく小普請こぶしん支配しはい宮崎内記殿へ明九日支配下しはいした嘉川主税之助并に同人家來安間平左衞門の兩人吟味すぢこれ有に付差出さしいださるべき旨剪紙きりがみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
若松屋惣七は、もと小負請こぶしん入り旗本の次男坊である。一生部屋住みというわけにも行かないし、養子の口だってそうざらにはない。仕官をすれば肩が凝っていやだ。さりとて、浪人しては食うに困る。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)