“輕”のいろいろな読み方と例文
新字:軽
読み方割合
かる58.5%
かろ34.1%
カル2.4%
か1.2%
かろん1.2%
がる1.2%
けい1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出(で)て來(こ)られる都合(つがふ)ならば又(また)今(いま)までのやうにお世話(せわ)に成(な)りに來(き)まする、成(な)るべくは鳥渡(ちよつと)たち歸(かへ)りに直(す)ぐも出京(しゆつけう)したきものと輕(かる)くいへば
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼(か)の(四三)三晉(しん)の兵(へい)は、素(もと)(四四)悍勇(かんゆう)にして齊(せい)を輕(かろ)んじ、齊(せい)を號(がう)して怯(けふ)と爲(な)す。善(よ)く戰(たたか)ふ者(もの)は(四五)其勢(そのいきほひ)に因(よ)つて之(これ)を利導(りだう)す。
だが、かすかな輕(カル)しめに似た氣持ちが、皆の心に動いた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
取(と)りて前(まへ)の世(よ)では何(なん)でありしやら兄弟(きようだい)にもなき親切(しんせつ)この後(のち)とも頼(たの)むぞや是(これ)よりは別(べつ)しての事(こと)何(なに)ごとも汝(そなた)の異見(いけん)に隨(した)がはん最早(もう)今(いま)のやうな事(こと)云(い)ふまじければ免(ゆる)してよと詫(わび)らるゝも勿体(もつたい)なく待(ま)てば甘露(かんろ)と申ますぞやと輕(か)るげに云(い)へど義理(ぎり)は重(おも)し袖(そで)に晴(は)れ間(ま)は
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ところが古い假名遣は頗る輕(かろん)ぜられて、一體に Authorities たる契冲以下を輕視すると云ふやうな傾向がございますが、少數者がして居ることは詰らぬと云ひますと云ふとどうでせう。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
金太郎はさて、家の前で身輕(がる)にひよいと自轉車にまたがつた。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
文壇(ぶんだん)の論陣(ろんぢん)今や輕(けい)佻亂雜(らんざつ)卑(ひ)小に流(なが)れて、飽(あく)までも所信(しよしん)に邁進(まいしん)する堂(どう)々たる論客(きやく)なきを思(おも)ふ時、泡鳴(ほうめい)さんのさうした追憶(ついおく)も私(わたし)には深(ふか)い懷しさである。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)