“悍勇”の読み方と例文
読み方割合
かんゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(四三)しんへいは、もと(四四)悍勇かんゆうにしてせいかろんじ、せいがうしてけふす。たたかもの(四五)其勢そのいきほひつてこれ利導りだうす。
と、吠えて、馬上、相手へ迫ると、馬超もまた、壮年悍勇かんゆう、さながら火焔を噴くような烈槍を、りゅうりゅう眼にもとまらぬ早業で突き捲くってくる。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東軍は昨日奮戦した藤堂井伊をいたわり退かしめ、岡山口の先陣を前田利常、天王寺口のそれを本多忠朝ただともに定む。然るに悍勇かんゆうなる松平忠直は、自ら先登を企てた。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)