“悍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん53.8%
たけ38.5%
たくま7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は初々しくはにかんでいるこの女もたちまちかん婦に変じて私の自由を奪うだろうという殺風景な観察すら下していた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
たけしい、さがしい、冷たい、氷の欠片かけのような厳しい光の眼であった。しかし美しいことは美しい、——悪の美しさの眼であった。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
が、ぐ塀を乗り越して行くたくましい後姿が見えた。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)