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悍
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たけ
ふりがな文庫
“
悍
(
たけ
)” の例文
悍
(
たけ
)
しい、
峻
(
さが
)
しい、冷たい、氷の
欠片
(
かけ
)
のような厳しい光の眼であった。しかし美しいことは美しい、——悪の美しさの眼であった。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
汝等手綱をとれるよりこのかた、拍車によりて
矯
(
た
)
めらるゝことなければ、見よこの獸のいかばかり
悍
(
たけ
)
くなれるやを 九四—九六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
左に推させ、
耶
(
や
)
と右へ、捻ぢ回したる
打擂
(
すまひ
)
の
本手
(
てなみ
)
に、さしも
悍
(
たけ
)
たる須本太牛は、
鈍
(
おぞ
)
や
頑童
(
わらべ
)
の
放下
(
ほか
)
さるる
猪児
(
ゐのこ
)
の
似
(
ごと
)
く
地響
(
ぢひびき
)
して摚と仰反り倒れけり——と描写している。
越後の闘牛
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
圭一郎は
悍
(
たけ
)
り立つて毎日の日課にして子供に數を教へた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
「煩さいつたら!」兄は
悍
(
たけ
)
り立つた金切聲で叱り附けた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
悍
漢検1級
部首:⼼
10画
“悍”を含む語句
精悍
慓悍
剽悍
悍気
悍馬
勇悍
精悍無比
悍勇
慄悍
悍婦
悍悪
悍戻
鷙悍
剽悍無比
鷙悍驁雄
精悍精悍
驍悍勁厲
驕悍
猛悍
摯悍
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