“地響”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じひびき54.5%
ぢひゞき24.2%
ぢひびき15.2%
じひび6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地下室の中でも、彼は、遠方から地響じひびきの伝わってくる爆撃も夢うつつに、かたわらからうらやましがられるほど、ぐうぐうといびきをかいて睡った。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なんにもつかまらなかつたがちひさなさけごゑ地響ぢひゞき硝子ガラスこわれるおととをきました、其物音そのものおとあいちやんは、うさぎ屹度きつと胡瓜きうり苗床なへどこなかへでもんだにちがひないとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
左に推させ、と右へ、捻ぢ回したる打擂すまひ本手てなみに、さしもたけたる須本太牛は、おぞ頑童わらべ放下ほかさるる猪児ゐのこごと地響ぢひびきして摚と仰反り倒れけり——と描写している。
越後の闘牛 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「ああ、長良川博士。せっかくですが、もうおそいです。いま余の耳には、はっきりと海底超人の怒りの声が聞こえてきました。博士には、あのさわぎが聞こえませんか。あの地響じひびきがきこえませぬか」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)