地響ぢひびき)” の例文
左に推させ、と右へ、捻ぢ回したる打擂すまひ本手てなみに、さしもたけたる須本太牛は、おぞ頑童わらべ放下ほかさるる猪児ゐのこごと地響ぢひびきして摚と仰反り倒れけり——と描写している。
越後の闘牛 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
街道の地響ぢひびきしげき日のさかり鏡にうごく木はちすの花 書斎
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
街道の地響ぢひびきしげき日のさかり鏡にうごく木はちすの花書齋
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
春惜むこのゆするは日のけて砲車つづき來る永き地響ぢひびき
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
春惜むこのゆするは日のけて砲車つづき来る永き地響ぢひびき
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
砲車トラツク裝甲車機關銃隊日毎とどろかす地響ぢひびきを吾れは
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
砲車トラツク装甲車機関銃隊日毎とどろかす地響ぢひびきを吾れは
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
とどろと進む地響ぢひびきの敢て押し行くいきほひを。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
地響ぢひびきや、おとぜてつばさつもの。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
地響ぢひびきである。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)