“地獄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じごく59.3%
ぢごく28.8%
よみ6.8%
ダウン・ビロウ1.7%
ダン・ビロ1.7%
ポクナシリ1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜もすがら、百八ヵ所できあかしているかがり火のため、人穴城ひとあなじょう殿堂でんどうは、さながら、地獄じごくの祭のように赤い。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この世では記録にないほどの恐ろしい苛責かしゃくを受け、死後もまた地獄じごくにおちて永劫えいごうにつきない火に焼かれなくてはならなかったら!
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「うう、こわいこわい。おれは地獄じごく行きのマラソンをやったのだ。うう、切ない。」といいながらとうとうげて死んでしまいました。
蜘蛛となめくじと狸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
みなさんがぼく地獄ぢごくてから体量えたなどゝつてよろこんでります、浄玻璃じやうはりの鏡は
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
あゝ、天上てんじやうから地獄ぢごくそこ蹴落けおとされたとて、人間にんげんまで失望しつぼうするものではあるまい。
地獄ぢごくぶやうにすべむと、あを火鉢ひばち金色きんいろひかつて、座布團ざぶとん一枚いちまい
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やがて上野の正午刻ここのつの鐘が鳴ると、奥の稽古部屋から、不気味な笛の音が、明るすぎるほど明るい真昼の大気に響いて、地獄よみの音楽のように聞えて来るのです。
うねりたる地獄よみ私生児みそかご
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
その時、「地獄ダウン・ビロウ」の釜前では、海の野獣と言われる火夫や石炭夫達が、筋肉を資本に、火の出るような激しい労働だ。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
地獄ダン・ビロの釜に火がはいると煙突のけむりが太くなって、出帆旗は女たちも心得てる。
日高国沙流郡平取びらとり村キソオマップの附近に底無の穴というのがあり、ここは地獄ポクナシリに通ずるオマンルパロであるという。