“無間地獄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むげんじごく66.7%
むげんぢごく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゃによって一つは三宝の霊験れいげんを示さんため、一つはその方の魔縁にかれて、無間地獄むげんじごくに堕ちようず衆生しゅじょうを救うてとらさんため、老衲ろうのう自らその方と法験ほうげんを較べにまかいでた。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「むろん無間地獄むげんじごくだわ。空々しゅう酒の害など説くくせに、酒ほどよい物はないともいう」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見て扨は重五郎日頃ひごろ我につらく當りしはかへつなさけありし事かと龍門りうもんこひ天へのぼ無間地獄むげんぢごく苦痛くつうの中へ彌陀如來みだによらい御來迎ごらいかうありて助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
無間地獄むげんぢごくのそこはかとなく景色づくり、何處にからくりのあるとも見えねど、逆さ落して血の池、借金の針の山に追ひのぼすも手の物ときくに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)