“蟻地獄”の読み方と例文
読み方割合
ありじごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それは、ささくれた神経の方で、許さない。彼は、蟻地獄ありじごくに落ちた蟻のような、いら立たしい心で、彼の周囲を見まわした。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なぜならば、あなの口から外へだした土の山が、蟻地獄ありじごくのように、敵陣の諸所に盛られ始めたからである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの窓の下の地面に蟻地獄ありじごくがいましたっけ、それを捕って手のひらを
日本婦道記:糸車 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)