“木兎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みみずく44.1%
みみづく23.5%
みゝづく14.7%
ずく8.8%
づく8.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを当て込みに、臨時の休み茶屋や食い物店なども出来る。柿や栗やすすき木兎みみずくなどの土産物を売る店も出る。まったく平日と大違いの繁昌でした。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はねのゆがんだ木兎みみづくは牛に踏ませてやりませうか、馬に踏ませてやりませうか、うしろの沼へ捨てませうか
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
茶話子は詩人と婦人と木兎みゝづくとは大好きだから、この三者からの申込みだつたらどんな事でも信用する。
……其時、おや、小さな木兎みみずく、雑司ヶ谷から飛んで来たやうな、木葉このは木兎ずく青葉あおば木兎ずくとか称ふるのを提げて来た。
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二晩目からは何うすることも出来ない木兎づくになつてしまつて、午後になつて、さて眠つたとなると大いに近所に迷惑を掛けてしまふんだ。