“みみずく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木兎48.4%
木菟45.2%
木𫟏3.2%
角鴟3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……其時、おや、小さな木兎みみずく、雑司ヶ谷から飛んで来たやうな、木葉このは木兎ずく青葉あおば木兎ずくとか称ふるのを提げて来た。
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
無智で野蛮で狂信を政治闘争に利用されている木菟みみずく党たるブルターニュの農民の特質がなかなか立派にかけている。
此方こなたてすりつかまりたるわが顔を見て微笑ほほえみたまいつつ、かいなさしのべて、葉さきをつまみ、しないたる枝を引寄せて、折鶴、木𫟏みみずくひいなの形に切りたるなど、色ある紙あまた引結いてはソト放したまう。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かくのごときことがときどき起こるが、その原因は、神社の境内には古木のあるもので、古木には空洞ができているものだ。しかるに、ふくろう角鴟みみずくはかかる空洞の中に住んで子を産むものである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)