“木菟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みみずく56.0%
みみづく16.0%
みゝづく8.0%
づく8.0%
ずく4.0%
みゝずく4.0%
ヅク4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかたなしに権三も、大蔵に倣(なら)って、そばの岩に腰かけたが、こんな眺めは見飽きている彼なのだ。木菟(みみずく)にそっくりな瞼の皮をショボつかせ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金と黝朱(うるみしゆ)の羽根の色をした鳶の子がちやうどこの対ひの角の棒杭に止つてゐたのを観た七八年のことを思ひ出したのである。私はあの時木菟(みみづく)かと思つた。
白帝城 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
のツホウホー、人魂(ひとだま)が息吹(いぶき)をするとかいふ聲(こゑ)に、藍暗(らんあん)、紫色(ししよく)を帶(たい)して、のりすれ、のりほせのないのは木菟(みゝづく)で。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
花樫(はながし)に月の大きくかがやけば眼ひらく木菟(づく)かほうほうと啼けり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夜になると、毎晩、木菟(ずく)などが無気味に啼(な)いた。が、田舎に育った少女はそれを格別寂しいとも思わなかった。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
あるとき木菟(みゝずく)が水(みづ)をのみにきて、その蛙(かへる)の一ぴきに逢(あ)ひました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
病人(ヤマウド)も家居ぬほどの のどけさよ。ほすゝきの木菟(ヅク)を 買ひてか 去なむ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)