“木菟（づく）” の例文

花樫（はながし）に月の大きくかがやけば眼ひらく木菟（づく）かほうほうと啼けり

風隠集 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

鳶（とんび）よ、木菟（づく）の童顔

海豹と雲 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

“木菟（ミミズク）”の解説

ミミズク（木菟、木兎、鵩、鶹、鵂、角鴟、鴟鵂、耳木菟、耳木兎）は、フクロウ科のうち羽角（うかく、いわゆる「耳」）がある種の総称。古名はツク。ズクとも。フクロウには含めることと含めないこととがある。
羽角とは、哺乳類の耳（耳介）のように突出した羽毛である。俗に耳と呼ばれるが、ミミズクに限らず鳥類に耳介はない。
分類学的には単一の分類群ではなく、いくつかの属からなる。これらはフクロウ科の中で特に近縁ではなく、系統をなしてはいない。
ミミズクの種の和名は「〜ズク」で終わるが、「〜ズク」で終わっていてもアオバズク属（アオバズクなど）には羽角はなくミミズクとはいえない。また、シマフクロウのように「ミミズク」と呼ばれなくとも羽角があるフクロウもいる。
(出典:Wikipedia)

木	常用漢字 小１ 部首:⽊ 4画
菟	漢検準1級 部首:⾋ 12画