“鶲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひたき90.0%
ヒンコチ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひたき鷦鷯さざいなどが、山から里へおとづれて来るには、頭を円めた遁世者のやうに、どんな時でも道連のない一人旅ときまつてゐるが
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
路の辺に紅の玉をつけた梅もどきの枝に尾を動かしているひたきは、私の近寄るのも知らぬげに寒さにふるえている。行き逢う駄馬がたてがみを振わして雨の滴を顔のあたりへ飛ばせて来ることもある。
茸をたずねる (新字新仮名) / 飯田蛇笏(著)
・藪かげあたゝかなヒンコチの啼きよる
其中日記:07 (七) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)