“氷魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひお83.3%
ひを16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
網代あじろ氷魚ひおの漁もことに多くて、きれいないろいろの紅葉にそれを混ぜて幾つとなくかごにしつらえるのに侍などは興じていた。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
この年の正月記事は「氷魚ひおの村君」という日記にあるが、男鹿の東北隅の谷地中という海辺の村で、のんびりとした初春の光景を眺めている。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もつとも、大饗に等しいと云つても昔の事だから、品数の多い割りに碌な物はない、餅、伏菟ふと蒸鮑むしあはび干鳥ほしどり、宇治の氷魚ひを近江あふみふな、鯛の楚割すはやり、鮭の内子こごもり焼蛸やきだこ大海老おほえび大柑子おほかうじ、小柑子、橘
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)