“ひお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷魚83.3%
日覆16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
網代木あじろぎは、網の代用という意味だが、これは冬宇治川の氷魚ひおを捕るために、沢山の棒杭を水中に打ち、恐らく上流に向って狭くなるように打ったと思うが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さういふことが、単調な漁人の生活に僅少の色彩を与へる。「たたき」で捕つた魚も、「やつか」で捕つた漁も、所謂いわゆる氷魚ひおであつて、あぶらが乗り肉が締まつて甚だ佳味である。
諏訪湖畔冬の生活 (新字旧仮名) / 島木赤彦(著)
仮装舞踊会のように私は日覆ひおいして夜の明けるのを待ったのだが、タンゴの太い曲線が寝床の夢を誘うように、彼女が夢のなかで
孟買挿話 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)