“寒雀”の読み方と例文
読み方割合
かんすずめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒雀かんすずめと言って、この大寒の雀は、津軽の童児の人気者で、わなやら何やらさまざまの仕掛けをしてこの人気者をひっとらえては、塩焼きにして骨ごとたべるのである。
チャンス (新字新仮名) / 太宰治(著)
それでみんなして佐藤の事を寒雀かんすずめ寒雀とはやしていた。当時余は寒雀とはどんなものか知らなかった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
倉庫の打ち開きあり寒雀かんすずめ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)