寒雀かんすずめ)” の例文
寒雀かんすずめと言って、この大寒の雀は、津軽の童児の人気者で、わなやら何やらさまざまの仕掛けをしてこの人気者をひっとらえては、塩焼きにして骨ごとたべるのである。
チャンス (新字新仮名) / 太宰治(著)
それでみんなして佐藤の事を寒雀かんすずめ寒雀とはやしていた。当時余は寒雀とはどんなものか知らなかった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
倉庫の打ち開きあり寒雀かんすずめ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
荒庭あれにはや桐の実つゝく寒雀かんすずめ
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)