“寒空”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむぞら94.7%
さむそら5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬のオステルリッキなるダノイアもかの寒空さむぞらの下なるタナイもこの處の如く厚き覆面衣かほおひをその流れの上につくれることあらじ 二五—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「こんな寒空さむぞらに、それにものもないのでは、きっとんでしまうだろう。」と、三びきの小犬こいぬのことをおもいながら、みちいそいだのです。
犬と古洋傘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
電信柱はこの寒空さむそらに大学教授と同じやうに駱駝のシヤツも着ないで、素つ裸のまゝ反身そりみにじつと衝立つゝたつてゐた。