“荒庭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あれにわ50.0%
あらには25.0%
あれには25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前にも云った様に、彼のK町の家には、広い荒庭あれにわがあったので、車庫を建てるのも、少しも面倒がなかった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
二三尺にさんじやく今度こんどは——荒庭あらには飛石とびいしのやうに、つゝんだまゝのがごろ/\してる。奧座敷おくざしき侵入しんにふした。——これおもふと、いつもの天井てんじやう荒𢌞あれまはるのなどは、もののかずではない。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
荒庭あれにはや桐の実つゝく寒雀かんすずめ
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)